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福嶋 真由子さん Mayuko Fukushima ― 9期生 ―

スイス公文学園高等部(KLAS)で学び、現在、様々な業界で活躍されている卒業生にお話をうかがうコーナーです。 3年間のスイスでの学園生活を振り返っていただき、率直なところを語っていただきます。

福嶋 真由子さん Mayuko Fukushima 9期生

~プロフィール~ジュエリーアーティスト

~KLAS is the home in my heart.~


Q.現在の仕事内容は?

A.ハンドメイドのジュエリーブランドを立ち上げて、デザイン、製作、販売をしています。

Q.KLASでの学校生活で今に活きていることは?

A.入学する前から芸術作品がすごく好きだったのですが、KLASにはスイスカルチャートリップやヨーロピアンカルチャートリップという先生の引率で生徒何人かでメジャーなスポットや美術館に行く学校行事がありまして、文化に触れて、建物や空気感、芸術作品などを肌で感じて歴史も知って、勉強をすることができる場でした。
この時の経験は今のジュエリーをデザイン、製作する時の感性にすごく影響していると思います。

Q.KLASを選んだ理由は?

A.中学生の頃にオーストラリアのタスマニアにホームステイをしたのが最初のきっかけです。
とても良くしていただいたのに上手く感謝の気持ちが伝えられなかったことが、ものすごく悔しくて「英語を勉強したい」という気持ちを強く持ちました。
また、家族のあり方、考え方など日本とは違うことが多いのにびっくりして、もっといろいろなことが知りたいと思ってKLASに入学することにしました。

Q.KLASで成長できたことは?

A.私の場合、中学の頃は引っ込み思案なタイプでしたので、自分をすごく変えてくれた場所です。
だんだん自信を持って行動できるようになり、決断力もついてきたと振り返ると思います。

Q.KLASを選んでよかった点は?

A.KLASの良いところは、豊かな自然の中にある学校で、寮生活で友達がすぐ近くにいて、先生もすごく近い距離で見守ってくださっていることです。その中で先生には正面からぶつかっていける、友達とは切磋琢磨しながら人間力を磨いていける、また自分で考えて行動して決断していく、それらが自分の中で培われたと思うので、難しくなってきている今の時代にすごく貴重なところではないかと思います。

Q.ご両親がKLASに送り出してくれたことへの思いは?

A.両親に対しては本当に感謝しています。
自分が働いてお金を稼ぐようになって、どれだけ一生懸命がんばってKLASの生活をサポートしてくれていたかということも、身をもって痛感しています。
KLASでいろいろな経験をさせてもらえたからこそ、この仕事をしていると間違いなく思いますし、何ものにも変えがたい3年間だったと思います。

Q.今後の目標は?

A.KLASで培った語学力と感性と行動力を活かして日本では百貨店にポップアップショップを出させていただいているんですが、海外の百貨店でも展開できるような、今よりももっといろいろな方を笑顔にできて新たな魅力を引き出せるようなジュエリーをつくっていきたいと思っています。

Q.KLASを一言で表すと?

A.“KLAS is the home in my heart.”
KLASで培ったいろいろな感覚やその時の経験、いろいろなことを乗り越えてきたという自分についた自信、みんなもがんばっているから私もがんばろう、きっとまた今回もがんばれるという励みにもなった家族のような友達、悩んだり立ち止まったりした時にたち帰れる場所、心の中で戻れるお家のような、そういった3年間だったと思います。