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2025年オープンハウス(日スイス・国交樹立160周年記念事業認定)

2月15日(土)に、本校の年間行事の中でも重要かつ大規模なイベントとなる「オープンハウス」(文化祭)を実施します。オープンハウスとは、生徒と教員がいくつかのセクション(部門)に分かれて、来場した方に、餅つきや茶道、着付けなどの日本文化を紹介するものです。生徒たちにとっては、地域の方と交流できる貴重な機会となります。

今回は、オープンハウス実行委員から、それぞれのセクションの活動内容や準備状況、そして当日にかける意気込みを紹介してもらいます。今回のオープンハウスがどのようなものになるか、想像しながらお読みいただければ幸いです。

今回の私たちのオープンハウスは、日本・スイス両国政府より国交樹立160周年記念事業の一つとして認定されています。

*昨年のオープンハウス記事:https://www.klas-ac.jp/20240321-2/



ご参考:在スイス日本国大使館ホームページ
日・スイス国交樹立160周年


■オープンハウス実行委員長
12年生(高3)女子

オープンハウスとは、年に一回、地元の方などに向けて日本やKLASのことを知ってもらうための場です。そのため冬休み前から生徒たちが受付、レストラン、着付け、茶道、書道、餅つきなどのセクションに分かれて少しずつ準備を進めてきました。
今回はコロナが明けてから2回目のオープンハウスです。私は昨年度もオープンハウス実行委員として参加したのですが、そのとき、もっと良いものにできると伸びしろを感じました。前回の経験を活かし、より楽しんでいただけるものにしたいと思います。
当日は様々な地域からたくさんの方がいらっしゃいます。生徒たちは主に英語で説明をしますが、英語がわからない方もいらっしゃるので、生徒は各自、自分のセクションで使えるフランス語のフレーズを覚えました。当日は生徒全員で協力し合い、お客さんを楽しませたいと思います。


■レセプション担当
12年生(高3)女子

レセプションでは、スーパーバイザーの岩淵先生、ハンセン先生、ワトソン先生、そして計10名の仲間たちと一緒に、KLASの玄関で、お客様を主に英語とフランス語を使用しながら温かくお迎えします。
レセプションはオープンハウスの企画の中で一番最初にお客様をお迎えする場所です。第一印象を大きく左右する大役を担っているからこそ、今年初めて来てくださった方にも、そしてこのオープンハウスをずっと楽しみに待っていてくださった方にも、「楽しい1日だったな」「日本をもっと知りたいな」と思ってもらえるように精一杯頑張ります!!


■レストラン担当
11年生(高2)女子

レストランセクションは昨年と同様に、メニュー作成、会計、配膳の三つのチームに分かれ、当日はカフェテリアにて活動します。セクション全体の人数が17人と多いため、チームワークが試されるセクションだと思います。スーパーバイザーの先生方とも連携をとり、当日スムーズな動きができるよう努力します。
また、今年度のメニューは昨年の売り上げを参考に考え直し、より海外のお客様に寄り添ったレストランになるよう準備に励んでいます。日本食を食べて笑顔になっていただけるよう工夫を凝らし、居心地の良いレストラン作りを心がけます。

私にとって初めてのオープンハウス。リーダーとして自分の役目に責任を持ち、最後まで全力を尽くします。どうぞよろしくお願いします。


■書道コーナー担当
12年生(高3)女子

私が担当する「書道」セクションの活動は、来場された方のお名前を漢字やひらがなで当て字にし、書道で仕上げてプレゼントするというものです。「名前を書にする」という日本ならではの体験が、スイスの方々にも新鮮で面白いと感じてもらえるのではないかと思います。
また、スイスの方々にとっては漢字や平仮名に馴染みがない方も多いため、分かりやすい説明ができるよう、簡単な英語の案内文を用意する工夫も行います。このアイデアはターム3のセクションミーティングで話し合い、みんなで意見を出し合いながら決めました。

私たちのセクションのスーパーバイザーでもある大木先生やリードベター先生に助けてもらいながら、必要な道具についても相談し、日本で手分けして墨や半紙を購入し、分担して持ち帰るなど、コツコツと準備を進めてきました。準備には時間と労力がかかりましたが、当日、来場者の方々が自分の名前を見て嬉しそうな顔をしてくれることを想像すると、とてもやりがいを感じます。スイスの方々に日本の書道の魅力を少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!

自分自身も文化の交流の中で新しい発見があり、オープンハウスを通して得られた経験はこれからの自分にとっても大きな糧になると思います。オープンハウス実行委員として活動できることに感謝し、この経験を今後の活動や他のイベントでも活かしていきたいと思います。


■着付け体験コーナー担当
12年生(高3)男子

今回、オープンハウスの実行委員として、「着付け体験」セクションを担当します。一緒に担当してくれる心強いスーパーバイザーの先生方は、内田先生、ドイル先生、ブレイク先生の三名です。今年の着付けセクションは、僕を含めた11人の生徒と3人の先生方で、来られる方々に最高のおもてなしをしていきたいと思います。

ところで、着付け体験とは、私たちメンバーが、お客さんに浴衣や着物や甚平の着方を教えながら、着せてあげて写真を撮ってあげるというものです。これらは、日本の文化である和装を皆さんに知ってもらい、実際に着て体験してもらうことが目的です。実際、当日は私たちメンバーも浴衣を着て接客し、お客さんに着たい浴衣を選んでもらい、別々の背景のブースで写真を撮って、思い出として持ち帰ってもらいます。

今年のオープンハウスは、私にとって最後のオープンハウスになります。日本人として、このように海外の方に自国の文化を知ってもらう機会はそうそうないので、しっかりと自分の仕事を全うし、皆さんに笑顔で帰ってもらいたいと思います。そして、自分自身楽しかったと言って終われるように頑張りたいです。


※他に餅つき体験、玩具、茶道、音楽パフォーマンスなどのコーナーがあります。