秋のスポーツトーナメント
今年から運動部の対外試合が再開され、秋には毎週のようにたくさんの試合が行われました。バスケットボール、サッカーの試合に参加した生徒からの感想をご覧ください。
■男子バスケットボール
11年生(高2)男子
今回私たち男子バスケットボール部は、11月12日にSGISという大会に参加しました。この大会は、9校が2ブロックに分かれて総当たり戦を行い、1位を決めるという大会です。私たちにとって初めての公式戦でした。
私たちは、週に2、3回の練習ながら、切磋琢磨し練習に励んできました。スポーツ愛ではどの部活にも負けないと自負するほど、みんなそれぞれ自主練など頑張ってくれています。
私たちの成績は今回、5回試合して1勝4敗でした。本当にどのチームも背が高く体格も良く圧倒されました。しかし、自分たちが本当に外国でバスケットボールをしているという実感が湧きましたし、このような環境でバスケットボールができていることが本当に嬉しくてたまりませんでした。
今回の試合は、私たちにとって、いろいろな課題を一人一人探せたという意味で、とてもいい機会になったと思います。その気づきを生かし、今後は勝ちにこだわって勝負していきたいです。
■女子サッカー
11年生(高3)女子
11月に行われた対外試合、MLS Cat A Girls Football league 2022-2023(マウンテンリーグ)に出場しました。私たちはアメリカンスクールと対戦し、7人制・20分×2セットという条件で試合を行い、KLASからは14名の生徒が参加しました。
試合当日までの約1カ月間、練習時間が十分あったとは言えませんが、サッカーの技術が上達するように、また試合でみんなが少しでも多く活躍できるようにメニューを考え、練習に励んできました。私は、前回、10月初旬に行われた試合に体調不良で参加できなかったため、その分、今回の試合に対する気持ちは人一倍大きかったと思います。当日まで、私は大差で負けてしまうのではないかという不安と、強いチーム相手に私たちの実力がどこまで通用するのだろうかというワクワクする気持ちでいっぱいでした。
そして待ちに待った試合当日、私たちが先に到着し、先方は少し遅れてやってきました。サッカーコートに入ってきた瞬間から、彼女らはいかにも強そうな雰囲気を纏っており、相手チームのウォーミングアップの様子を見て少し不安が募りましたが、それでも「諦めずに最後まで頑張る」ということを目標に試合に挑みました。40分間は本当にあっという間でした。私は試合を通して、みんなに各ポジションの動きやルールなどを知ってもらえたらいいなと考えていたので、ひたすら声をかけ、何回もメンバーチェンジを行いながら、協力してベストを尽くしました。ですが、結果は5-0と負けてしまいました。終了のホイッスルが鳴ったあと、悔しい気持ちが込み上げてきて悔し涙を流しました。
私はとても負けず嫌いで不器用な性格です。少し気持ちが入りすぎてしまって、強めにアドバイスしてしまった場面もあったので、みんなに対して申し訳ないなという部分もありましたし、キャプテンとして先陣を切り、チームを引っ張っていかなければならない立場だったのに、まだまだ私自身もキャプテンと名乗れるほどの実力ではないな、もっと練習しなければと実感した日でした。ですが、メンバーの応援・優しさ・笑顔にとても助けられましたし、こんな私についてきてくれたみんなには本当に感謝の気持ちで一杯です。
そして、この試合を通して、これからに向けての課題点やみんなの良いところをたくさん見つけることができました。メンバーたちが互いに励まし合い、一生懸命ボールを追いかける姿はとても格好良かったです。結果的には負けてしまったけれども、サッカーの楽しさ、チームワークの大切さなど、勝ち負けよりも大事なことを改めて学べた試合だったなと思います。今回の収穫を生かして、次の試合のためにまた練習に励んでいければいいなと思います。
最後に、サッカーの試合は一人では成り立ちません。今回の試合に参加できたことも、試合に出場することを快く引き受けてくれた13人のメンバーがいてくれたおかげです。ありがとう。また女子サッカー部のためにわざわざ時間を割いて教えてくれた12年生の男子、顧問の先生にも感謝の気持ちを忘れずに、さらに試合でいい結果を残せるように頑張っていきたいと思います。
■女子バスケットボール
12年生(高3)女子
私は女子バスケットボール部のキャプテンを務めています。今年度から、私にとっても初めての試合が始まり、それに向けて部員みんなで日々練習を重ねて来ました。
一番直近の試合は、11月17日にAiglon Collegeで行われたものです。相手のチームはスターティングメンバー(5人)に加え、ベンチに5人以上も控えていました。対して、私たちのチームのプレイヤーは全員で7人でしたが、人数や体格差に怖気づくことなく最後までコートを走り続けました。途中、2クオーター目で15点差まで離されてしまった時もありましたが、お互いに声を掛け合い、諦めず5点差まで縮めることができました。最終的には38対28で負けてしまいましたが、チーム全員のバスケットへのモチベーションがさらに上がり、絆も深まった、貴重な1日となりました。
今年度、この半年間で8ゲームを終え、勝ったり負けたり引き分けたりと、最後の最後まで諦めず楽しく試合ができました。一日中かけて行われたトーナメントにも、電車を乗り継いで応援しに来てくれた生徒もおり、私たちの大きな支えとなりました。
私たちは小さなチームですが、メンバーみんな「フルで試合に出たいです」と言ってくれるくらいバスケットボールが大好きで、熱意はどの部活にも負けていません! 次は2月に、KLASが試合のホストとなり、いつも練習を行っているースポーティングセンターで試合が予定されています。それに向けてまたチーム一丸となって、「ネバー・ギブアップ」をモットーに、さらに強いチームになっていきます!