スイス文化旅行
スイス公文学園高等部では、年間を通じて様々な土地の人々と出会い、歴史や文化を学ぶことを目的としたプログラムが数多くあります。生徒たちは多感な時期に異文化に直接触れることで大きな視野を持つようになります。
10月中旬、スイス文化旅行を実施しました。生徒たちは、それぞれの訪問地で歴史や文化を学ぶことができ、とても充実した時間を過ごせたことと思います。 旅行から帰ってきた翌日は”Report day”として、英語によるレポートを作成しました。
以下、生徒の感想をご紹介します。
■憧れの街
10年生(高1)女子
7月のスイス渡航前に私はテレビでベルンについての特集を見ました。画面越しでありながらも美しく広がる街並みや建造物、歴史の数々から目を離せなくなったことを覚えています。そして、いつか自分の足で訪れることが私の夢でした。
そんな中で迎えた今回の旅は、私の期待を大きく超えるものばかりでした。いつの日かの画面の中で見た「ツィットグロッゲ」という時計台や連邦議事堂、ベルンの街並みなどが実際に自分の目の前に広がった際は言葉を失いました。とは言え、全てが全てうまく行ったわけではありません。
歴史ある建造物や街を解説してくださるガイドの方々の英語を聞き取ることはとても難しかったです。中には訛りが強く、混乱して知っている単語すらもうまく聞き取れなかった方もいました。一つでも多くのことを学びたいと思っていましたが、なかなか思う様にはいかず、悔しかった場面も沢山ありました。しかし、ホテルに帰った際にルームメイトと協力して、その日に得た情報や単語を一つ一つ丁寧に整理していくことで、より理解を深めることができました。
その他にも、自由時間に訪れたレストランのメニューや店員の方のほとんどがドイツ語を使っていたことも私にとって一つの大きな壁でした。しかし、戸惑いながらも身振り手振りで一生懸命伝え、店員の方と意思疎通を図れたときはとても嬉しかったです。
今回のカルチャートリップでずっと憧れていた街に訪れることができてとても幸せでした。 美しく壮大な景色や歴史的な建造物、温かく優しい街の人々と触れ合うことができたベルンを私は一生忘れません。
■私のスイス文化旅行
11年生(高2)女子
私の2回目のスイス文化旅行の行き先はスイス最大の都市、チューリッヒでした。
まず1日目に行った場所はスイス最大級の規模を誇るチューリッヒ動物園。ここには世界中の動物がのびのび暮らしていました。私は動物が大好きなので訪れることができ、とても嬉しかったです。2日目にはチューリッヒ市街の名所や史跡をガイドさんに案内していただきました。大聖堂グロスミュンスター、聖ペーター教会、リマト川などのたくさんの名所に行き、様々な歴史を聞かせていただきました。たくさんのことを学べ、とても良い勉強になりました。チューリッヒの景色が一望できる場所は綺麗すぎて言葉が出ませんでした。自由行動の時間が多かったのも嬉しかったです。私は友達とチョコレート屋さんやレストランなどに行きました。どのレストランやカフェもとても美味しく私は幸せでした。
またチューリッヒの美術館にも行きました。私はアートにあまり興味がなかったのですが、昔の古い絵や最近の絵、面白いアート作品も見れて時間があっという間に過ぎていき、少しアートに興味が湧きました。今回の旅で最も記憶に残っているのがシルク・ドゥ・ソレイユというサーカスです。素晴らしいパフォーマンス、生演奏、衣装全てが圧巻でした。この素晴らしいショーを大好きな仲間たちと一緒に見れて、感想をいい合えて本当に良かったです。
私は今回チューリッヒに初めて行きました。名前しか聞いたことがなかった都市に行くことができ、自分の目で色々なことを見ることができてとても楽しかったです。また、チューリッヒで主に使われている言語はドイツ語で、私は普段聞かない言語に心を踊らせました。英語も少し訛りがあり、それもまた知れたので良かったです。来年のスイス文化旅行も楽しみです。