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クモリンピック2025

今年も盛大にクモリンピック(体育祭)が行われました。好天に恵まれ、保護者の方々もお迎えし、生徒たちも教職員も全員がこの一日を存分に楽しむことができました。今回は、クモリンピックに初めて参加した10年生の感想を紹介いたします。

ちなみに、各チームの創作ダンスのテーマは、ブルーが「天使と悪魔」、レッドが「サンタの1日」、イエローが「ハッピー・ハロウィーン」でした。クモリンピックを通して、生徒たちはさまざまなことを学び、成長してくれました。この経験を糧に、さらに充実した学校生活を送ってくれることを期待したいと思います。




■初めてのクモリンピックを終えて
10年生(高1)男子

今回、僕は初めてのクモリンピックを経験しました。とても心に残る経験だったので紹介させて頂きます。

僕は、最初クモリンピックはただの体育祭だと思っていました。ですが、日本の体育祭とは違い、クモリンピックはダンスがメインの体育祭で驚きました。自分はこれまでダンスを全く経験してこなかったので、最初はすごく不安でしたが、先輩方が優しく僕たち10年生にダンスの振り付けなどを教えてくださり、とても安心して練習することができました。自分のセクションの練習はとても賑やかで明るく、とても馴染みやすい雰囲気でした。そのため、一番下の学年であった僕でも、自分の考えている意見をたくさん発言することができ、僕たちが踊る場面の練習もスムーズにできました。

本番では、最初は自分がダンスを間違えることなく踊れるかどうかの不安と、これまでともに練習をしてきた先輩方と最後のダンスになってしまう寂しさが入り混じっていました。しかし、チームリーダーの先輩がダンス開始直前に、最後の円陣で呼びかけてくれた「楽しむことは忘れずに」という一言で、僕の緊張と寂しさは一瞬でなくなり、「存分に楽しもう」という気持ちが勝ちました。その後、ダンスは間違えることなく踊り切り、自分が満足するような楽しいダンスになりました。

ダンスを経験したことのなかった僕でもここまで充実したクモリンピックを送れたことをとても嬉しく思います。また、練習から本番まで約1ヶ月間にわたっていろいろなことをサポートしてくれたチームリーダーたちに、とても感謝しています。

チームリーダーたちの輝かしい姿を見て、2年後、僕もこんなチームリーダーになりたいと思うことができました。


■燃やすぜpassion
10年生(高1)女子

10年生の私は、何もかもが初めてで、最初の頃は案を出してと言われても、どんなことを言うのがベストなのか、何から始めるべきなのか、全くわからない状態でした。なぜなら、今までの9年間で経験していたお遊戯会、学級発表会、文化祭などは、元から内容が決まっていることをみんなで頑張って成し遂げるという行事だったためです。

テーマ決めも内容もダンスもポジションも、全て自分たちで決める。それをたった1ヶ月の間に完璧に踊れるようにする。それは私にとって絶対不可能なことだと思っていました。しかし時間を重ねるうち、なぜだか段々とその場に溶け込めるようになるのです。想像力がどんどん膨らみ、さまざまな視点からバッティングマシンのようにポンポンとアイデアが飛んでくるのです。みんなでアイデアを出し合って、それを一つにまとめ、形にしていくというのは、確かにとても大変なことでしたが、本当に楽しく、私にとって貴重な経験となりました。

私は今回レッドチームの一員になりましたが、私はレッドの掛け声で一番好きな言葉があります。それは「passion」です。毎回の練習の最後に、一人ずつリーダーたちと一緒にpassion‼︎と叫ぶのですが、この言葉を叫ぶと、辛い練習でもなぜだかやる気が湧いてくるのです。燃えるように熱く、そして一人一人が個性でいっぱいのレッドチームは、私にとって最高のチームでした。残り2回のクモリンピックも、最高のチームにしていきたいです。