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オープンハウス(文化祭)

オープンハウス(文化祭) オープンハウス(文化祭)

2月10日、オープンハウス(文化祭)が盛況に行なわれました。霧の深いあいにくの天気でしたが、レザンのみならず、ローザンヌやジュネーブから合計350人近くの方が来訪されました。オープンハウス終了後は、「今年の反省を活かして来年もまた同じ部署で仕事をしたい」「来年もサービスの仕事をやりたい」など、すでに来年のことを考える生徒も多く見られました。準備も含めて2日間一生懸命働いた生徒たちの表情には、やり遂げた満足感と笑顔が溢れていました。

■初めてのOpen House
10年生(高1)女子


私にとって、今回が初めてのOpen Houseでした。一番の感想は、「ものすごく楽しかった」。これに尽きます。

私は、cafeteria内のserviceを担当しました。Open Houseでは、cafeteriaで日本食レストランを開くのですが、私の仕事は、お客さんの元まで料理を運ぶことでした。ただ料理を運ぶ、と言ってもそう簡単なことではありません。なぜなら相手は外国人なので、接客をするときは当然、外国語を使わなければいけません。私はなんとか英語を駆使して接客することができました。それに加えて、接客を担当する生徒は全員浴衣を着ていました。私は浴衣を着てcafeteria内を走り回っていたので、いつも以上に体力を奪われました。

さて、接客の一番大事なこと、それは「笑顔」だと思います。私は、日本で接客業のアルバイトをしていたので、自然と笑顔で接客することができました。その点に関しては、自分を褒めたいと思います。反省点としては、キッチンの人たちとの連携が取れていなかったことが挙げられます。料理を注文する際に、もっと大きな声で的確に言えたらよかったと思いました。

最後に、私には嬉しいことがありました。それは、KLASへの入学を考えているという方と、そのご家族が私に話しかけてくださったことです。私はまだ10年生で、この学校では一番下の学年にいます。ですが、来年から入ってくる後輩のことを思うと、とても楽しみで自分が誇らしく感じられます。こういう開かれた行事の時こそ、KLAS生としての自覚を持って振る舞えたらいいなと思いました。

■終わりにまた近づく
12年生(高3)男子


題名にも書きましたが、私たち12年生にとって行事とは楽しいものでもありますが、それと同時に卒業を感じさせられるものでもあります。ここでは私自身がオープンハウス実行委員としての立場から見たこと、12年生として感じたことを書きたいと思います。

まず初めに、オープンハウスというのはKLASが1日だけ外部の方々を招き、日本の文化に興味を持ってもらい、体験してもらうという行事です。もちろん、KLASがある場所はLeysinなので、訪問者のほとんどが日本人ではありません。私は、色々な方々と関わりたい、最後のオープンハウスを自分が盛り上げたい、という意思で実行委員になりました。

私が担当していたのは受付でしたが、人見知りのせいか、最初はお客様と全く話すことができませんでした。そのため、受付には長蛇の列ができ、うまく受付が機能せず、冷たい視線を感じたことを覚えています。しかし、それではダメだと思い、思い切って英語とフランス語で話してみることにしました。すると、訪問者の方々がとても優しく、私の片言の外国語を頑張って聞いてくださったことにより、うまく受付が機能するようになりました。それと同時に、訪問者の方とも会話ができ、コミュニケーションを取れる仕事にとてもやりがいを感じました。

私は受付だけではなく、時々校舎の中を歩き、何か問題が起きていないかを確認する仕事も行っていました。その時、10 年生の時仕事をあまりしていなかった人が、12年生になって、自覚を持ち、後輩を引っ張って、頑張っている姿がありました。それを見た瞬間、私たち自身の成長を感じ、また一段と仲間意識が深まったことに、大きな喜びを感じました。

あと卒業まで残りわずかですが、今年のオープンハウスは、世界一尊敬できる仲間、一緒に成長してきた仲間、何があっても乗り越えてきた仲間と掛け替えのない大切な時間を送っていこうと、改めて思わせてくれた行事でした。