Cindy Hansen & Walter Doyle
The weather was perfect for running: slightly overcast and not too hot and not too cold. Around the city of Lausanne, there were plenty of signs indicating that something big was happening when we arrived: automobile traffic was diverted from along the lakeside and thousands of runners in bright yellow shirts were walking towards the starting position where electronic music blared across Place de Milan. At the finish line, groups of alpenhorns greeted the runners who were finishing the marathon and half marathon races at the Quai d’Ouchy.
KLAS entered 32 runners into the 10km race, and they were competing against hundreds of other runners representing many countries from around the world. On that day, there were almost 10,000 runners in all of the different races.
For our runners from KLAS, some were very experienced runners, while others were beginners, who started training for running for the very first time in term 2. One of our male students secured the 9th position overall out of 120 for junior boys with a finish time of 40 min 26s and our female student, who claimed the 12th spot out of 91 overall for junior girls finished with a time of 47min 48s. Furthermore, our collective effort as Team KLAS resulted in our finishing 7th out of 54 teams.
【日本語意訳】
薄曇りで暑すぎず寒すぎず、ランニングには最適な天候の日でした。私たちがローザンヌに到着したとき、大きなイベントが起こっていることを示す標識がたくさんありました。道路は湖畔沿いから迂回をするように規制されており、今年の参加賞の黄色いTシャツを着た多くのランナーがスタート地点に向かって歩いていました。スタート地点のミラノ広場では、軽快なウォームアップの音楽が鳴り響き、湖近くのウシー地域のゴール地点では、フィニッシュするランナーたちをアルペンホルンの演奏で出迎えていました。
KLASからは32名の生徒が10km レースに参加し、世界中のさまざまな国からのたくさんのランナーと競い合いました。 その日は、ローザンヌにおおよそ10,000人のランナーが集まりました。
生徒たちの中には経験豊富なランナーもいれば、ターム2で初めてランニングのトレーニングを始めた生徒もいました。今回、最も速くゴールした男子の参加生徒は、40分26秒でゴールし、ジュニア男子の部門で120人中9位でした。また、女子生徒の最上位は47分48秒でゴールし、ジュニア女子の部門で91人中12位でした。さらに、チームとしてKLASは54チーム中7位でした。みんなそれぞれががんばり、チームとして良い結果となりました。
■之を好む者は之を楽しむ者に如かず
11年生(高2)男子
私たちは10月末、スイスのローザンヌで、10kmのランニングのレースに参加しました。当日の天候は雨上がりの曇りで地面が少し湿っていました。また湖が近い場所であったため風も強く、走るのに最高な条件であったとは言い難い状況下でした。しかし地元の方々の沿道からの応援や、他のKLAS生達が街まで足を運んで支えてくれていたおかげで、当校からの参加者全員が完走することができました。私自身、周り人達の支えと応援や、一緒に走り切ったKLAS生達の存在なしでは、完走することすらできなかったと思います。
私は少し前の8月にあったエーグルレザンマラソンでは、自分の体調や身体の管
理不足が原因で、途中棄権という悔しい結果に終わりました。それまで私にとって走ることは好きなことであり、自分の中で誇れることでした。しかしその経験の後には、周りに負けて走ることは誇れることではなくなり、1番好きなことかと聞かれても素直に頷くことができないことに変わっていました。
そのようなモヤモヤを残した中で今回のレースに臨んでいました。それでも走り続けることができたのは、偏に周囲に期待してくれる人がいたからだと思います。その期待に背中を押されて、心が折れそうになったときも止まることなく、ただひたすらに前を向くことができたのだと思います。その支えてくれた人のおかげで、走っている時の私はとても自由で、1人で走っていたのに孤独ではありませんでした。
現実は大抵の場合、努力が実り自分の思い通りにことが進むことは、滅多にないと思います。だからこそ自分の得意不得意の中から、不得意を無視して得意のみを考え、その中から自分の好きを選ぶのではなく、得意不得意、好き嫌い関係なく、それをしていて楽しいと思える物事を見つけること。そしてその現実の中でも支えてくれる周りの方々に感謝し続けることが大事だと感じました。
■私とランニングと発見
11年生(高2)女子
今回、私は初めてランニングのレースに参加しました。私が10kmのレースに出ようと思った理由は、ランニングに対する純粋な興味、そして、10キロならまだ走れるかなという甘い考えがあったからです。しかし、いざ練習が始まると、5キロでも精一杯で、なんだこのスポーツは、練習行きたくないな、などマイナスなことしか考えられませんでした。そんな気持ちの中、練習を続けていたある日、私に神様が舞い降りました。え、どういうこと?と思ったそこのあなた、答えは簡単!なんと、走ることが楽しくなったのです!なぜ急に走ることが楽しくなったのかというと、友達と一緒に走るようになったからです。今までは、一人で黙々と走っていることが多く、途中でしんどくなり、よく休んでしまっていたのですが、友達と一緒に走ることでお互いを励まし合え、最後まで止まらずに走れるようになりました。そして、本番もその子と一緒に励まし合いながら走り、途中腹痛に襲われたりもしましたが、なんとか走り切ることができました。今まで、私は、ランニングのレースは個人競技だと思っていましたが、そんなことはなく、自分次第で個人競技にも、団体競技にもどちらにでも変えることができる面白い競技なのだと気が付くことができました。
また実を言うと、レースに"参加"することは私にとって初めてのことではありませんでした。それは、毎年8月1日におこなわれるエーグルレザンハーフマラソンで給水所のボランティア、そして応援として参加したことがあるからです。当時は、少しでもランナーの方々の助けになればなという思いで行っていたのですが、いざ自分がランナーの立場になり、ボランティアの方々の存在が、いかに大切かを気付かされました。また、ボランティアの方々はもちろん、応援があるかないかではやる気の度合いも大きく変わります。今回もクモリンピック後、ゆっくり休みたい時であるにも関わらず、応援に来てくれたKLASの生徒がおり、とても励みになりました。
また機会があれば、私もスポーツイベントのボランティア、応援をしに行こうと思います。そして、どのスポーツにも、選手の裏にそれを支えてくれている人たちが存在することを忘れずに、これからも様々なスポーツを楽しみたいです。