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カナダ・エクスチェンジプログラム

校長 John Southworth

*カナダと日本のそれぞれの文化やお互いのことを学ぶ機会である「カナダ・エクスチェンジプログラム」が4年ぶりに再開されました。カナダからは5名の生徒をKLASは受け入れ、KLASからも4名の生徒がカナダに渡航し、ホームステイを経験しました。

After a break of four years due to the pandemic, it has been wonderful to see the return of the Canadian Exchange Program as one of the opportunities available to both Canadian and Japanese students to learn more about themselves and each other.



The four weeks that the five girls spent here passed very quickly, both for them and for us. Dorm life was a completely new experience for them, but they soon settled in. The Japanese language was also something quite new to them, but they learned some basic phrases and vocabulary. Japanese culture was also something new to them, but they learned about calligraphy and origami, and how to cook some Japanese food. On their penultimate evening in Leysin, we held a Japanese dinner for them, at which they dressed in yukata, ate katsu curry and enjoyed aspects of Japanese culture such as toys, origami, calligraphy and green tea. And of course, like our students, they had many opportunities to enjoy local Swiss sights, as well as visit three neighbouring countries – Italy, Germany and France.

Their presence at KLAS certainly brought a different feel to our campus, and it was a pleasure to see the visiting Japanese students and some of our own students making the effort to use more English, though I did feel that more KLAS students could have taken advantage of this opportunity to challenge themselves further in their use of English.



We hope that next year we can welcome even more Canadian students to ensure that this popular and meaningful part of summers in Leysin can go from renewed strength to strength.

【意訳】
カナダと日本のそれぞれの文化やお互いのことを学ぶ機会であるカナダエクスチェンジプログラム、コロナ禍で4年間中断していましたが、今年再開することができました。

4週間、5 名の生徒がKLASで過ごしました。彼女たちにとっても私たちにとっても4週間はあっという間に過ぎました。 彼女たちにとって寮生活はまったく新しい経験でしたが、すぐに慣れたようです。日本語もほとんど知りませんでしたが、基本的なフレーズや語彙をいくつか学びました。



彼女たちは、書道や折り紙、日本食の作り方などもKLASで学びました。 レザンを出発する2日前の夜は、カナダの生徒たちのために日本食の夕食会を開催しました。彼らは浴衣を着てカツカレーを食べ、折り紙、書道、茶道などの日本文化も楽しみました。

また、レザン滞在中はKLASの生徒たちと同じように、スイスの観光地を楽しんだり、イタリア、ドイツ、フランスの近隣3カ国を訪問したりしました。



彼女たちの存在はKLASのキャンパスに異なる雰囲気をもたらしました。日本からの訪問生とKLASの数名の生徒が英語を使おうと努力しているのはとても嬉しかったですが、もっと多くの KLAS の生徒たちがこの機会を利用して、英語を活用できたはずだと感じました。

来年は、さらに多くの生徒を迎え入れて、より有意義なプログラムになることを願っております。

■ 人生最高の夏
12年生(高3)女子

19日間、12年生4人はエクスチェンジプログラム参加生としてカナダに滞在しました。私達はターム1の途中でカナダへ渡航し、現地では授業がなかったのでたくさんの実体験をすることができました。



カナダ滞在中はそれぞれのパートナーのお家でお世話になりました。日本での家族との生活やレザンでの寮生活とはまた違った、カナダに住むご家族の生活を体験できるとても貴重な経験でした。私のパートナーであったお家には犬3匹と猫1匹がいて、おもちゃで一緒に遊んだり、ただただ隣に座ってのんびりした時間を過ごすこともありました。また、ご両親は毎晩違った趣向の夕食を準備してくださいました。ある日はケサディーヤ(チーズやお肉、野菜などの具材をトルティーヤで包み二つ折りにして焼いたメキシカン料理)、ある日はピザとプーティン(フライドポテトにグレービーソースとチーズカードがトッピングされたカナダ料理)、またある日はSkewers(野菜とお肉を串に刺してグリルした料理)といった具合に、美味しいお料理を頂きながらご両親と共に4人でお喋りをする夕食の時間は、ご家族のお話の面白さと自分の英語力を駆使する大変さが相まって、とても充実した時間でした。



お家の中だけでなく外でも、バラエティに富んだアクティビティを楽しみました。キャビンと呼ぶ小さな離れのような住宅に3日間、エクスチェンジグループの9人とスーパーバイザーご家族で滞在した際は、歩いて20分ほどの湖沿いのビーチで遊んだり、天気が悪い時にみんなで一緒にホラー映画を見たり、朝食を一緒に用意したり、夕食にはホットサンドをお庭で作ったりしました。また、Star Lakeという湖でWater tubing(水上アクティビティの一種)をした時には、私達KLAS生4人にとっては初めての体験であったため最初は緊張していましたが、一度楽しさがわかると、その後は喉が痛くなるくらいの大声で叫びながら何度もチューブに乗りに行っていました。他にも、みんなでショッピングに行ったり脱出ゲームに成功したり、KLAS生のうちの1人のサプライズ誕生日パーティーをしたり、パートナーの学校を見学したり、お別れ会バーベキューでみんなのご両親も集まって交流を楽しんだり、野外騎乗をしたりしました。



カナダの高校生と共に過ごした約1ヶ月半は、私の人生で最高の夏でした。英語を使ってコミュニケーションをすることの楽しさ、現地の方々の英語を話すスピードについていけなかったときの悔しさ、英語で言いたいことが伝わった嬉しさ、初めてのことに挑戦したときの緊張と達成感、全ての感情が詰まった期間でした。最後に、このように貴重な経験のサポートをしてくださった先生方、家族、友人をはじめ全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。