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エーグル - レザン山岳マラソン



 

Cindy Hansen

The annual Aigle-Leysin 21km and 11.2km race took place on Swiss National Day, August 1st, 2023.

After only a few very busy weeks of meetings, qualifying races, training runs, and course orientation, the KLAS students met the challenge of the brutal race.
Numerous students and staff from KLAS enthusiastically joined the runners at different points of the race, offering cheers and boisterous support. Our students, armed with noisemakers and instruments borrowed from the music room, filled the atmosphere with excitement and jubilant cheers. The lively display had a memorable impact on the race. The visiting Canadian students commented on the unique and special nature of our school's support for their fellow students. Everyone is always impressed by the KLAS school spirit!
The entire group of KLAS runners wishes to extend their sincere gratitude to all those who came out to support us on race day. Your presence meant a lot. Thank you very much!
Lastly, a big congratulations to all our runners. Your achievements in this race have undoubtedly strengthened both your physical and mental resilience. KLAS takes pride in your accomplishments.





【日本語意訳】

8月1日のスイスの建国記念日、レザンでは、毎年恒例のエーグル-レザンの山岳マラソンレースが開催されました。

ミーティング、予選会、練習会、コース試走など、非常に忙しい数週間を経て、KLASの生徒たちは過酷なレースに挑みました。
たくさんのKLASの生徒や教職員がレースの応援に駆けつけました。 音楽室から借りてきた楽器やノイズメーカーを使って、興奮と歓声で会場を満たしていました。この賑やかな演出は、レースに忘れがたいインパクトを与えたと思います。カナダからのエクスチェンジ生たちは、仲間への応援がユニークで特別なものだと感想を述べていました。KLASのスクール・スピリットにはいつも感心させられます!
KLASランナー一同、レース当日に応援に駆けつけてくださったすべての方々に心から感謝しています。皆さんの存在はとても大きなものでした。ありがとうございました!
最後に、ランナーの皆さん、本当におめでとうございます。このレースとこれまでの練習によって、間違いなく肉体的にも精神的にも強くなったことと思います。皆さんの成果を誇りに思います。



■挑戦
12年生(高3)女子

私は11kmのエーグルレザンマラソンに参加しました。中学時代は、部活に参加せず、嫌いな教科は体育、その中でも長距離走が1番嫌いだった私が今回マラソンに参加した理由は、自分が苦手なものに挑戦してみたかった、ただそれだけです。興味本位で挑んだ私でしたが、練習の段階で心が折れかけていました。終わりの見えない坂道、足元は塗装されていない岩や砂利が転がっていて何度もサインアップしたことを悔やみました。ですが私には一緒に出場しようと約束した後輩がいました。彼女がいたおかげでレースを迎えられたと言っても過言ではありません。

本番当日天気は雨が降ったり止んだりを繰り返していて、気温は20度に満たないという状況の中、練習ではあれほど辛く何度も辞めたいと思った道がそこまで辛く感じませんでした。これは間違いなく道端でたくさんの声援を送ってくれる人がいたおかげで、私は応援の素晴らしさを知りました。夢中で走り、終えた瞬間には楽しかった、参加してよかったという感情と共に大きな達成感が生まれました。機会があればまたいつか参加したいと思います。

■Aigle Marathon
11年生(高2)男子

初めて参加したエーグルレザンハーフマラソンについて書きたいと思います。エーグルレザンハーフマラソンというのは21kmのレースですが、今年は強風のためにコースが短縮され、17kmになりました。このレースは平坦な道を走るわけではありません。7割は登り坂で、正直走ることはほとんどできません。参加のきっかけは友達4人で話していて、なんだかノリでサインアップをしてしまいました。おそらくほとんどのKLAS生は友達もやるから、などの理由で参加していることが多いと思います。レースに向けて、アクティビティの時間のほかにも、本格的に練習をするので正直嫌な時もありましたが、練習がなければ、レースは完走できないと思いました。練習では主に本番のコースを下見で走りました。

そして、いよいよ本番を迎えた日。僕は正直今回KLASの中で一番早くゴールできるとは、スタート時点ではわかりませんでした。取れても3番目か4番目あたりかなと思っていました。スタート会場に着いたとき、いかにも走れるような体格の人がいて「えぐい!」と思ったり、お年寄りの方もいて驚きました。ただ、登り坂ではそのようなお年寄りの方達に抜かされました。レースは、スタート直後、200メートルくらい走ったらすぐに坂道です。そこでもう早い人と遅い人の差が開きます。正直坂を走る人たちは本当の猛者です。かなりビビりました。僕たちKLAS生は大差がないので安心しました。マラソンは仲間に置いていかれる感じが一番辛いなと僕は思っています。そしてその坂が終わったと思ったらまた坂です。しかももっと急な坂でした。しかし僕は坂を登ることに、それほど苦にはならず、そこで差をつけることができたと思います。人を抜かすことがモチベーションになり、途中で挫けずに登り続けることができました。
実は何度も気分が悪くなりましたし、最後の下り坂では攣りそうになりながら走りました。そして僕が一番に伝えたいのはKLAS生の応援が本当に助けになったことです。応援のおかげだなんて、大袈裟だろうと思われるかもしれません。でも、僕もそれまで全くそういうことがわからなかったのですが、嬉しくて感動して泣くぐらい本当にみんなの応援というのは大事なんだと思いました。正直、達成感というよりも人の温かみや、優しさを感じることができて僕は本当にいい体験をしたと思いました。だから、来年も出たいと思っています。ぜひ、多く人にチャレンジしてみてほしいと思います。