冬学期の活動報告
学校FACEBOOKでも一部掲載しておりますが、1〜3月の冬学期は、週2〜3回のスキー・スノーボードアクティビティの他、外部講師や卒業生による講演、恒例の英語スピーチコンテスト等が行われました。生徒の感想や、担当教員の報告を紹介します。
■2年目のスノーボード
11年生(高2)男子
スノーアクティビティはKLAS 生が冬学期で最も楽しみにしていることの一つです。今年は、念願の自分のスノーボードを購入してもらいました。自分にぴったり合ったスタイルのスノーボードで、レザンのコースを乗りこなすぜ、と強い意気込みと高揚感、そして転ぶ恐怖に打ち勝つプロテクターを携え、意気揚々と冬休みが終わって日本を旅立ちました。
ところが、1月にスイスへ戻って来た時、雪の少なさに驚きました。去年は飛行機から見えた銀世界が、今年はひとつも見当たりませんでした。アクティビティが始まる頃、徐々に雪が降りはじめました。ある時はアクティビティが中止になるくらい降った日もあったので、期待していたのですが、その後は良い天気が続き過ぎました。スキーデイは残念ながら一回しかありませんでした。と、ここまでは少し残念なことを書きましたが、実際は好天が続いたおかげでリフトが止まることがなく、スノーアクティビティは日々充実していました。
スキーデイは突然授業が中止になり皆でスキー場へ飛び出すサプライズイベントです。今年は仲の良い友人だけでなく、先輩や後輩と一緒に晴天のもと滑るだけではなく、会話や壮大なスイスの山の景色を楽しむことができ、とても気持ちの良い1日を過ごすことができました。
そして何よりスノーパークでのレッスンが最高の思い出となりました。スノーパークにはさまざまな大きさのジャンプ台やハーフパイプがあり、技に挑戦するにはうってつけの場所です。今年は、スノーボードの大会に出た先輩方と毎週水曜日に一緒にレッスンを受けていました。ジャンプ台での飛び方やカービングの仕方を教えてもらい、去年できなかった回転技、カービングが上達しました。また、毎週月曜日に一緒にレッスンを受けた後輩たちの成長の速度には何度も驚かされ、自分ももっと上達したいという気持ちが増しました。
今シーズンも貴重な経験やたくさんの思い出を作ることができ、12年生の先輩たちとスノーボードを楽しめてよかったです。来年は最高学年になるので後輩たちを引っ張っていけるようになりたいです。
■卒業生のお話を聞いて
11年生(高2)女子
先日、KLAS卒業生による、オンラインでのカレッジガイダンスがありました。私たち生徒は7時間の授業を終えたばかりでしたが、そんな疲れも吹き飛ばしてしまうほど面白おかしく、そして親しみやすい雰囲気の中で先輩がお話ししてくださいました。
卒業生が発表してくださった内容は主に、KLASでの生活、大学受験に向けた流れ、現在在籍されている日本の大学についてでした。
プレゼンテーションの中で、KLASでの活動をまとめたスライドがありました。実際に、「私はKLASでのイベントにほぼ100%参加したと思います。」とおっしゃっていた通り、たくさんのイベントがスライド上に並んでいました。一目でわかる、整理されたこのスライドは、大学への出願に向けて今までのKLAS生活を一度見返そうと考えていた私にとっては、とても助けになりました。
また、先輩が通われている大学は私の目指す大学とは別の学校でしたが、そのおかげで、紹介頂いた学校と私の今の志望校がどの点において違うのかを、実際の学生の方の視点で聞けたのが興味深かったです。
今回のカレッジガイダンスを受けて、校外の方々から、学校や職業に限らず様々な生き方を教えていただく機会がまたあれば、ぜひ参加したいと感じました。
■世界中の子どもたちを幸せに
12年生(高3)女子
今回Global Issueという科目の授業で、ILO (International Labour Organisation・国際労働機関)で実際に働いている職員の方による特別授業がありました。
Global Issueは、世界規模で起こっている環境や貧困問題などについて学び、自分達がどのように貢献することができるのか英語でディスカッションしたりプレゼンテーションをしたりして理解を深める教科です。
今回の特別授業では、ジュネーブの国連機関の日本人職員が来てくださいました。アメリカで過ごした幼少期、フランスでの留学経験など興味深い背景に加え、現在の仕事内容など詳しく教えていただきました。お話を通して、自分達はいかに恵まれているのかということについて深く考えました。私たちが授業を受けているこの瞬間にも沢山の子供たちが学校にも行けず、働かせされているということはとても深刻な国際問題だと感じました。
そして、わたしのクラスでは半数以上が海外で、または外国の企業で働きたいという思いがあったため、日本人職員の方が利用したILOのインターシップ制度についても具体的に教えていただきました。50分という短い時間ではありましたが、実際に働く方の貴重なお話を聞けたことはとても良い経験となりました。
■英語スピーチコンテスト
担当 Glen Leadbetter
KLAS held its annual Speech Contest this term. It was performed in front of the whole school on the 2nd of March. For the last two months, all the students worked very hard in their Oral Communication classes. They wrote their speeches and then presented them to their classmates. At the end, each ESL section chose one student as their class representative for the Speech Contest.
The finalists performed their speeches in front of the entire school. Winners from each grade were selected and certificates awarded. A list of Speech Contest winners and those who received honourable mentions are given below. Leading the Speech Contest were four students who acted as Master of Ceremonies (MCs). The MCs produced an entertaining script that uniquely introduced each speaker and guided the event to a successful conclusion. I would like to congratulate all the students who took part in the speech contest and tried their very hardest. It was a great event and I was impressed by all the finalists.
3月初め、恒例の英語スピーチコンテストがおこなわれました。この2ヶ月間、生徒たちはオーラルコミュニケーションの授業の中でスピーチコンテストに向けて懸命に取り組んできました。まず、スピーチを書き、それをクラスメートの前で発表し、その後、スピーチコンテストの代表として各ESLセクションから1人の生徒が選ばれました。
最終選考に残った生徒たちは、全校生徒の前でスピーチを披露しました。スピーチコンテストは、4人の生徒が司会進行役を務めてくれました。司会役の生徒たちはスピーチをする生徒たちを楽しくユニークに紹介し、スピーチコンテストを成功裏に導いてくれました。スピーチコンテストに選ばれ、頑張った生徒の皆さん、おめでとうございます。大変素晴らしいイベントとなりました。