卒業生によるカレッジガイダンス
担当 Julie Bentley
In the fall term, KLAS alumnus class of 2017 gave a virtual presentation to students and faculty about his experiences studying abroad at University of Hawaii Manoa. He graduated with a Bachelor of Science in Marine Biology this past spring.
During his presentation, he shared his experiences studying abroad for university, including choosing to study abroad as a student at KLAS, selecting a region of the world to study in and a university to attend, and, finally, pursuing his higher education in the United States. He eventually decided on Hawaii as he wanted to be at a university near the sea and live in an area that is multicultural and accepting of Asians. Another deciding factor was cost of tuition, and he chose University of Hawaii Manoa because the tuition was lower compared to universities on the mainland.
His experiences studying at University of Hawaii Manoa were a series of highs and lows, including moments of feeling overwhelmed with heavy scientific reading assignments (especially in his first year) and having to deal with bedbug infestation in his dorm room. On the plus side, living and studying near the sea was exhilarating. Furthermore, he said that studying in a 100% English environment was demanding but he felt it was a suitable choice for his major because most of the literature in the field is published in English.
He gave students honest feedback about what he believes allowed him to be successful both at KLAS and in university. He advised students that “life at KLAS is too long to do nothing, but too short to do everything”. He suggested they take every opportunity to do what they want to try at KLAS, and to use English as much as possible by talking to teachers and watching TV shows in English.
After the main presentation ended, students were welcome to join a Q&A session in a more informal setting, where topics could be discussed in Japanese. Students asked about different living arrangements (such as living off campus with flatmates), what his favourite sea animal is and why, and various questions about life in Hawaii. Students also received more advice about how to prepare for studying in an all-English learning environment. Many students attended the breakout session, which lasted 30 minutes.
On behalf of all KLAS students and faculty, we thank him for taking time to prepare a thoughtful and informative presentation for us.
【日本語意訳】
秋学期、2017年卒業生が、ハワイ大学マノア校での留学経験について、オンラインでプレゼンテーションをおこなってくれました。彼は、昨年の春にハワイ大学マノア校海洋生物学の学士号を取得して卒業しました。
彼はプレゼンテーションを通じ、海外の大学で学ぶ経験のほか、KLAS生の時に海外の大学への進学を選択したこと、どの国のどの地域を選ぶかということ、最終的に米国の大学への進学を決めたこと、などを話してくれました。ハワイに決めたのは、海の近くで、多文化な地域で、アジア人を受け入れてくれるところに住みたいと考えたからです。もうひとつの決め手は学費で、ハワイ大学マノア校を選んだのは、アメリカ本土の大学に比べて学費が安かったからだそうです。
ハワイ大学マノア校での留学生活は山あり谷ありで、特に1年目には大量の科学文献を読まなければならず、寮の部屋で虫に悩まされたりした一方で、海に近い生活は気分を爽快にしてくれたそうです。100%英語の環境は大変でしたが、海洋学の分野の文献はほとんどが英語で出版されているので、自分の専攻には適していると感じたとも話してくれました。
彼は、自分がKLASでも大学でもうまくできた理由を率直に生徒たちに伝えてくれました。また、「KLASでの生活は、何もしないには長すぎるが、何でもするには短すぎる」「自分がKLASでやってみたいと思ったことはどんどんやってみて、先生と話したり、英語のテレビ番組を見たりして、できるだけ英語を使うようにしましょう」とアドバイスをしてくれました。
プレゼンテーションが終わった後は、よりカジュアルな雰囲気で日本語で話し合える質問の時間を設けました。生徒たちからは、さまざまな生活スタイル(フラットメイトとのキャンパス外での生活など)や、好きな海の動物とその理由、ハワイでの生活に関するさまざまな質問が寄せられました。また、そこでも生徒たちは英語の環境で勉強するための準備について、より多くのアドバイスを受けました。30分間続いたこのセッションにも多くの生徒が参加しました。
丁寧で有益なプレゼンテーションを準備してくれた卒業生に、KLASの生徒と教職員を代表して感謝申し上げます。
■ガイダンスミーティングから
12年生(高3)女子
先日、ガイダンスミーティングにて2017年度卒業生のお話を伺いました。彼はハワイ大学マノア校で海洋生物学を専攻されました。オンラインでの発表でしたが、わかりやすい説明とさまざまな写真によって大学でのユニークな日常生活が簡単に伝わってきました。参加者は海外の大学へ進学することを視野に入れているトラック2と3に所属している生徒でした。
私は12年生にも関わらず、未だに進路をはっきりと決めていません。そのため、ガイダンスミーティングなどの先輩からのお話が聞ける機会はとても貴重で参考になります。彼はハワイ大学を選んだ理由や選ぶ際に検討した条件などを教えてくださいました。また、ハワイ大学へ入学して4つの英語のスキル(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)がそれぞれどうだったかの説明もありました。私も同じAEPを選択しているため、とても参考になりました。そして、大学の授業の様子などを聞くことができ興味深く感じました。
彼はKLASを卒業する前にするべきことを発表の中で紹介してくださりました。例えば、コロナ禍の今、何を調べておくべきなのか、などの事柄をリストアップしてくださっていました。その上、12年生にお勧めすることも教えてくださったので、これからなにをするべきかを決める具体的な手がかりとなりました。そして、KLASの生活ではやりたいと思っていることをできるかぎりやったほうがいいと言ってくださいました。彼自身、在学中に模擬国連やミュージカルなどの様々な活動をしていらっしゃいました。私ももっと積極的に残りの高校生活でできるだけ悔いの残らぬよう、やりたいことがあればチャレンジしようと思いました。