ブログ

委員会活動



スイス公文学園高等部(KLAS)には寮生活や学校行事について、生徒自身が運営する各種委員会があります。入学後2年間、活躍する上級生の姿を見て、自分もやってみたい、貢献したいと考えるようです。リーダーの仕事は時折困難を伴いますが、取り組んだことや考えたことは未来への貴重な財産となります。委員会の活動内容とリーダーの抱負を紹介します。

■女子寮委員会
12年生(高3)女子

KLASでは、この小さいコミュニティーの中に、たくさんの組織があります。個性あふれるリーダーの元に組織されているグループにも、それぞれの個性やスタイルがあり、様々です。その中で、リーダーの影響力や重要性を感じ、そこで自分にしかできないリーダーをやってみたいと思いました。そして、今私はKLASで『自分だけの』リーダーを模索しながら、寮長になっています。

今年度は、今まで以上に活気のある女子寮を作っていきたいと考えています。11年生だった時に、寮の雰囲気でどんな年度か分かるという話を聞き、その時から寮の一番良い雰囲気とは何か、そして寮に活気が出た時に、他の活動がどう変わっていくのか見てみたいと思い、私は寮長に立候補しました。まだ、具体的な自分のゴールは見えていませんが、小さな目標を積み重ねていきながら、自分の目標とする女子寮を作っていきたいです。

女子寮委員会では、ランドリーやキッチンなどの共同スペースのチェック、掃除などという一見地味な作業から、タームに一回ほどイベントの企画、運営も行っています。ミーティングの中でのゲーム、ベッドダウンという就寝時間後も起きていていい日、焼肉パーティーなどの今までの定番のイベントに加え、新しい企画も考えています。それらをまず活発に行い、学年間のつながりを深めていくことが、最初の私の中での目標です。このコロナ禍で、例年通りに進まないことや心配事も多いですが、日常から楽しめる、そんな寮を作っていきたいです。ピンチだからこそできることが必ずあります。ピンチをチャンスに変え、女子寮、そして仲間のKLASライフの舵をきり、新しく、楽しい思い出を作る手助けをしていきたいです。

■男子寮委員会
12年生(高3)男子

男子寮委員会は寮全体の質のさらなる向上、男子寮の先生のサポートを目的に活動しています。

今年度は男子寮の先生が代わったり、コロナの影響で男子寮全体で大幅な変更があったり、昨年度に比べていくつか変わった点があります。しかし、男子寮委員会全員で協力して乗り越えていきたいと思います。正直、男子寮長になって不安でいっぱいではありますが、仲間とやっていけば大丈夫だろうと楽観的に考えるようにして頑張っていきたいと思います。

私たち男子寮委員会の今年度の一番の目標は10、11、12年生が交流できるイベントを催すことだと考えています。今年度は、コロナ対応で部屋割りが同学年同士で構成され、今までのような学年の枠を越えた交流が少なくなっています。私は、このような交流はKLASで学べる重要な要素の一つだと考えています。今まであった学年間の交流を少しでも増やせるように頑張っていきたいと思います。

■図書委員会
12年生(高3)女子

私が委員長に立候補した一番の理由は、リーダーとしての経験を積みたいという思いがあったからです。今まで色々な場面で人の前に立たせていただいことがありましたが、どれも自分にとって満足できる結果を得ることはできませんでした。KLASは生徒数が少なく、場面毎に人前に立って活躍するという貴重な経験が多く得られる学校です。また、その活動のほとんどは生徒が主体となって行えるものばかりです。そんな環境の中で、少しでも自分を成長させ、自信をつけたいと思い立候補に至りました。

また、学校の運営に携わりたいと思ったのも一つのきっかけです。図書委員会に所属してきた中で、最初はただ与えられる仕事をこなすだけでしたが、11年生になり、もっと使いやすく明るい図書室を作るためにどうしたら良いかを考えるようになりました。週末はとても静かな図書館の雰囲気を少しでも明るくできたら良いと思っています。図書委員会の基本的な仕事内容は、本の貸し出し返却等の図書室の開館業務と、購入本の整理のみですが、今年度は昨年から進めている本のリストの電子化や、先輩や先生のおすすめ本を紹介するなど、新しい事も積極的に行っていけたら良いと思っています。また、図書委員会は他の委員会に比べて人数が少なく、アットホームで暖かい雰囲気です。そんな図書室の良さを活かしながら、委員にとっても、本を借りにくる生徒や先生方にとっても居心地の良い空間を作れたら良いと思っています。1年間よろしくお願いします。

■レジャー委員会
12年生(高3)女子

今年度レジャー委員会の委員長になりました。なぜ私が委員長に立候補したのか、そして今年度レジャー委員会を通してどのような活動をしていきたいのか、という2点を今回の記事に書いていこうと思います。

まず委員長に立候補した動機ですが、10、11年生の頃のレジャー委員会での仕事が楽しかったから、という漠然とした理由がきっかけでした。しかし、昨年度からメンバー数が急激に増え、40人以上のメンバー全員が楽しむことが難しい時もあったと思います。しかし我らレジャコミメンバーは校内でも選りすぐりのユニークでクリエイティブな人材が集まっています。彼らの才能を思う存分活かし、活動をする上で全員が楽しめる委員会にしていければと思っています。

そして今、コロナウイルスによりKLASでの生活も例年と比べ大きな変化があります。いつもと違うことで、不満を抱える生徒もいることは事実です。もちろん私も文句を言い始めれば止まりません。しかし、レジャー委員会という、全校生徒を楽しませる立場として、この状況の中でも生徒全体が満足して楽しく過ごしてもらえることを目標としなければなりません。そのために、例年行っていたパフォーマーを募り開催するイベントや、カレンダーや誕生日ポスター作り、全学年が一緒に日本食を食べるミックステーブルなどに加え、新しく企画しているイベントもいくつかあります。更に今年度はイベントやポスターだけでなく、様々な方向から‘生徒を楽しませる’ということを追求していきたいと考えています。

これから一年、頼り甲斐のある副委員長、そして素晴らしいメンバーとともにより良い委員会を作るために精進したいと思います。