レザンでは晴天が続き、色とりどりの花と緑が目を楽しませてくれています。車や人の往来も増え、活気がだいぶ戻っています。
さて、前学期に次期生徒会執行部の役員選挙がオンラインで行われ、立候補者たちは画面に向かい堂々と公約を掲げて演説をしました。以下、選出された役員のコメントをご覧ください。今年度も多くの活躍を期待したいと思います。
■自分が活きる役職
12年生(高3)男子
今年度生徒会長を務めます。前年度、KLASの生徒会役員を経験して、生徒会という組織はやはり私の真面目さを存分に発揮できる場だと実感しました。元々サポート側の仕事が好きだったので、一年間生徒会役員として活動に力をいれ、目に見える形で生徒および学校に貢献できたことに達成感を覚えました。しかし一方で、自分はこのままでいいのか?と悩んでいました。私には目標として憧れている先輩がいるのですが、その憧憬の理由の一つは優れたリーダーシップです。全体の状況を把握して的確な指示を出し、自らも現場に出て士気を上げるその姿は、まさに自分の理想でした。そんな先輩に近づくには、やはり自分も現状を打破して統率力を高めねばと思い、今回自分の力が存分に使える生徒会という場でそれに挑みました。いささか自分勝手な理由だと言われそうですが、他者に貢献したいという本軸は自分の中にきちんと持ってしていますし、だからこそ簡単には折れず、より活動に専念していけると考えています。
ところで、今回は従来とは異なるオンラインでの選挙でした。正直、その連絡が届いた時は困惑しました。急いで原稿を書き直し、カメラの前で何十回も練習しました。その時、前回とは違い傍聴者の顔を見られない状態では、なんだか演説しにくいなと感じました。緊張状態にあったのは同じでしたが、自分の意志を示す対象やその反応が視認できないことに、私の気持ちは相手に伝わっているのかと不安でした。
今年度は前年度の反省を活かし、生徒会長として今まで以上に周囲にアンテナを張り、丁寧に仕事を果たしていきます。学校とともに自分も成長していくので、一年間よろしくお願いします。
■よりよく
12年生(高3)男子
生徒会副会長を努めさせていただきます。私が立候補した理由にはKLASのため、自分のためという二つがあります。
生徒会副会長になった以上、KLASを良くしていくことは公約にするまでもないことです。私はそこで今選挙ではどのように生徒意見を反映し、改善すべきか、ということについて話をしました。今回の選挙は新型コロナウイルスで学校に帰ることができないため立候補者は自宅で動画を撮影しそれを全生徒に共有して選挙を行いました。普段ならば全校生徒の前でスピーチをするため、生徒の反応などである程度の手応えを感じることができるのですが、今回はそれができず結果が発表されるまでとても緊張し落ちつかない時間を過ごしました。このような些細なことでもKLASで過ごすことの良さを感じ、KLASと友人が恋しくなりました。スピーチでは意見箱のような物を活用し生徒の意見を集めたり、生徒会から生徒に対しアンケートをとったりするなど生徒の意見を集め反映しやすいような環境作りをすることを約束しました。これらを必ず成功させより良い学校にしていきたいと思っています。
二つ目に立候補したのは、個人的な理由です。私は去年、生徒会役員として活動してきました。私はたださえ成長できる機会の多いKLASで役職を持つことにより自分自身でも自覚できるくらい大きな成長ができました。これは紛れもなく生徒の代表である生徒会役員になったからです。私はKLASでの生活も残すところ一年となり、ここで吸収、成長できることは全て悔いのないようにやり尽くしたいという思いで来年度の生徒会副会長への立候補を決意しました。来年度も精一杯活動しますのでよろしくお願いします。
■挑戦から芽生える緊張と高揚
12年生(高3)女子
今年度生徒会役員をつとめることになりました。まず初めに、私は今回、もともとは生徒会長に立候補しました。ですが、最終的に生徒会長にはなれずに、役員とならせていただきました。実際、生徒会長になるために色々準備していた分、落選したことが自分の中ですごく悔しかったです。ですが、私は、落選してしまった後に、挑戦をしたことに大きく意味があるということに気づかされました。実際、生徒会長はともかく生徒会にも今まで立候補などしたことなかった私には、生徒会長という役職に立候補したことがとても大きい挑戦でした。それだけではなく私は立候補する前から選挙動画を配信された日まで自分がどういう生徒会長になりたいのか、またみんながどういう学校を求めているのかをじっくりと考えられ、その期間は緊張も何度も感じましたが、気持ちの高揚が抑えられませんでした。結局生徒会長にはなれかったですが、私は大きい挑戦をしたことで何かに挑戦する勇気と楽しさを得られました。
最後に役員になることができた私は、生徒会長に落選してしまった悔しさを糧に役員として、今までなかったような新しい生徒会を築き上げたいと強く思っています。そのためにはやはり、行動力が大切だと思います。私は行動力のある生徒会を役員一丸となって作れたら良いなと思っています。
■立候補した経緯について
12年生(高3)男子
このたび生徒会役員に当選しました。私は10年生の時に生徒会に立候補しようとしましたがAEPとMUNの両立が困難だと思い、立候補することを11年生になってからと見送っていました。そして今年、新しい試みである動画演説を通して当選できました。動画演説では生徒の皆さんに好印象を抱いてもらえるように硬い口調は抜きにして普段通り話せていたことが当選に繋がったのではないかと思っています。公約につきましては、10年生と11年生の約2年間を通してじっくり考えた結果、授業改善についての公約にしました。生徒会役員には中学生の頃からの憧れもあり、自分の公約を実現できるように一生懸命日々励んでいきたいと思います。まだ生徒会メンバーの中に普段あまり話せていない生徒もいるので、仲良くできたら良いなと楽しみにしています。そして生徒会役員としての自覚を持ち、今年のKLAS生活を生徒の皆さんと過ごしていきたいと思います。これから1年間よろしくお願いします。